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一体、私のやってきた不登校教育がうまくいっている理由は何なのか?
そんな質問がいつも大量に送られてきます。そこで、ポイントを絞ってお話していきます。
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「こんなの当たり前じゃないの?」
そう思われたのではないでしょうか。しかし、ほとんど教育機関での不登校対策はこの逆をやっているのです。例えば、ある適応指導教室(不登校対策用の教室)では、みんなで卓球をやって過ごしていれば、出席したことになるような所もあります。
さらに、高校で通信制の学校へ行く・・・行くというのはおかしいですね、ずっと家にいて月1回のレポートをポストに入れるだけだから、学校へ行くのではないのでほぼニート・引きこもりと同じ状態です。
本当にこんな事をやっていて問題が解決するとでも思っているのでしょうか?高校を卒業できたところで、何の意味があるのでしょうか?私にはわかりません。
不登校生はみんな、学校へ行きたくて仕方がありません。もちろん、態度でも口でもそんなことは言いませんが、本音では行きたいのです。不登校のウソでも取り上げた、「不登校経験者の高校3年生へのアンケート」で明らかになったのが、ほぼすべての不登校生が心の中では学校へ行きたくて仕方がないということです。
だから、一度学校へ戻ることができたら、どれだけ学校側楽しくて、おもしろいのかを体感させてあげる必要があります。
それが、勉強でありクラブ活動です。さらに日生学園では、それ以外の活動も多数行っています。
学校へ久しぶりに行った子供には、おそらく普通は何かを任せるのも、遠慮がちになってしまいます。それでは、やはり学校はつまらなくなってしまい、再び不登校になるかもしれません。
充実感を得るには、何か達成感が必要です。もちろん、多少の努力も必要です。そういう場面・環境をどれだけ与えてあげるかです。
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不登校になった原因はさまざまです。
ただ、私たちが受入れてきた不登校生に共通して見られる点の一つに、「人間関係をつくる」のがあまり上手でないということがあります。
不登校になる以前は、普通に人間関係がつくることができたような子供たちが、むしろ友達の中ではリーダー的存在だった子までが、不登校になった後は人間関係が苦手になります。なぜなら、何ヶ月も同世代の子達と話していないのだから、誰でも臆病になってしまいます。
そんな子供がポンっと教室に入れられても、すぐに新しい友達を作ることは簡単にはできません。では、一体どうすればいいのでしょうか?
ここが他の不登校教育とは違う大きなポイントです。
それは、2つあります。1つ目は、徹底的に友達作りができる場面をつくってあげます。あなたは、友達というと何を想像しますか?質問が悪いかもしれませんね。多くの方は、同級生・クラスの仲間が友達だと思うのではないでしょうか?
しかし、同級生だけが友達というのもおかしなものです。1つ上の先輩とも、下の後輩とも友達になれます。そうすると、友達になる確率は、普通の3倍になります。こう考えるだけでも、友達ができる可能性が高まります。
さらに、2つ目は日生学園の特徴である寮です。ここでは、先輩と後輩が一緒になって暮らしています。
そして、入学してきた不登校生に関しては必ず、同じように不登校経験のある生徒を面倒役としてあてます。そうすることで、かなりの面でケアが可能になってきます。
さらに、私たちが行っているのが○○○です。これは、実際に私たちの学校へこられた、行動力がある方だけにお話しています。
二重・三重に対策を考えて対応しています。それも、時間が限られているのです。私の経験では最初の1ヶ月間だけが勝負です。
だからこそ、経験と技術、そして教師としての勘が必要になってくる職人技です。
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「高校卒業さえしてくれたら・・・」
毎年、この言葉を聞き続けています。そして、私は言うのです「だから、みなさんは不登校を克服できないのだと思いますよ。」と。
あなたは、学生時代にこのように言われなかったですか?「テストで80点取りたかったら、100点取るつもりでやらないと取れないよ」って。
これと同じです。高校卒業を望むなら、それ以上を目標とする必要があるのです。
そして、高校を卒業しても、今の時代、何の役にも立ちません。もちろん、卒業していたほうが少しはいいでしょうが。30〜40代のお父さん・お母さん方が高校生だった時と、今はまったく違います。たとえば、高卒の就職は、とても厳しいのです。ほとんどが工場での仕事です。
いわゆる一般の事務職のようなものは、ほとんどありません。大企業では、新卒の採用を増やす傾向にありますが、高卒は大企業には入れませんから、結果的に対象となってくるのは、地元の零細企業となります。
それらの企業は未だにバブルの後遺症が残ったままで、人を新たに雇う余裕などほとんどありません。だから、正規雇用ではなく派遣社員やパート・アルバイトを雇うことで人件費を抑えているのです。
さらに、ここ最近の原油や穀物の値段の高騰でさらに状況は悪くなる一方です。
ここまで聞いて、常識のあるあなたならわかるはずです。不登校の子を高校卒業資格のためだけに、通信制や定時制に通わしたところで、将来にとってほとんど意味がないのです。いや、むしろそうすることで大きな機会を失っているのです。
そうです、大学進学です。
やはり、大学卒業が最低条件であるのが、残念ながら今の世の中です。もちろん、私の学校でも高校卒業して、就職・専門学校へ行く子も数%います。この子達には、寮生活を通じて社会で生きていくための強さをしっかりと身につけさせているので、ちょっとやそっとのことで崩れません。安心して、社会へ送り出せます。
ただし、これが不登校生となると話は別です。私としても、大学へ進学させておいた方が将来を保証するということでもいいのです。
そして、一番大きいのは、中学校へいけなかった自分でも、がんばったら普通の人と同じように大学へ行けたんだ、という自信につながるのです。
人は、失敗を繰り返すことで自信を失います。
逆に、成功することで自信をつけていきます。それを大学進学ということで、しっかりと補っていってあげる必要があるのです。
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