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精神科医の権威である斉藤環先生による「社会的ひきこもり」=大人のひきこもりの定義は「20代後半までに問題化し、6ヶ月以上、自宅にひきこもって社会参加しない状態が持続しており、ほかの精神障害がその第一の原因とは考えにくいもの」です。

また、「引きこもり」というとまったく外に出られないかというと、そうでもない。程度は人によって異なり、全く自宅から出られない人もいれば、買い物などのために出られる人もいる。とはいえ、学校や会社に通う事は困難な場合が多い。また、昼夜が逆転して生活している人も多い。

インターネット等を通して人と関わりを持つ事は、引きこもる人にとって唯一の人との交流手段であり、人とつながりを保つ上でとても重要なものである一方、インターネット依存症に陥る危険性もはらんでいる。さらに、こうした生活をすることによって他人や社会との接触がますます苦手になっていくという悪循環に陥っていく可能性もある。

そして、前述の斉藤環先生によると「社会的引きこもり」になった大人たちの
90%近くが不登校がひきこもりのきっかけであるという事実です。

このことから分かることは、
「決して時間は解決しない」ということなのです。

・茨城県土浦市の8人殺傷事件
・「仕事しないなら出て行け」兄が弟刺し逮捕
・17歳通り魔、医療少年院へ(東京都品川区の戸越銀座商店街)
・少年「償っていく」 岡山駅突き落とし
・18歳長男を家裁送致 青森の母子3人殺害
・祖母にも火を付け殺害、32歳少年逮捕−青森


これらは、ここ最近に起きた「ひきこもり・不登校」の犯罪です。そして、この数年でこれら「ひきこもり」の大人たちによる犯罪が急増しています。また、不登校生の場合は、自殺というケースが多かったのですが、「親殺し」に発展していくケースは私の知っているだけで20件以上はあります。

大人という世界と子供の世界は、一体何が違うのでしょうか?

そのひとつに、
「区切り」というものがあります。どういうことかというと、子供には「中学校は3年間ですよ。だから、15歳になったら、何があろうと高校へ行きなさいよ」「高校は3年間ですよ。だから、18歳になったら、就職するか大学へ行くか決めなさいよ」という社会の暗黙のルールがあります。

しかし、大人の世界にはありません。「30歳になったら結婚しなさい」とか「20歳になったら就職しなさい」など、区切りがありません。

中学・高校の不登校生は、一応、これらの「区切り」を「きっかけ」にして対策を講じます。しかし、「ひきこもり」になった大人たちには、自ら働きかける以外にきっかけは生まれません。

だから、
誰がきっかけを作るのか?

それは、家族以外にはいません。ひきこもりとなった本人は、自信も何もかもがありません。だからこそ、家族がしっかりとしなければならないのです。

もちろん、中学・高校のひきこもりになっている子たちも同じです。時間が経てば経つほど状況が悪化していくのですから、区切りを待っている猶予はないのです。

絶対にひきこもりをさせないという決意を持って、日々対応をしていってください。きっかけがすべてを変えると思います。それを作れるのは、家族であるあなたしかいません。


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